すべての人がその人らしく活躍できる社会をつくりたい

　私たちは「こども、おとな、地域の笑顔　笑顔をつなぐスマイルウェル」という言葉を理念として掲げています。この言葉にはこども、おとな、地域の笑顔を作り、そしてその笑顔をつなぎたい、という思いを込めています。笑顔を作る、笑顔をつなぐことですべての人がその人らしく活躍できる社会を実現できると考えているからです。
　すべての人がその人らしく活躍できる社会とは、多様な価値観が受け入れられる寛容な社会でもあります。価値観の違いを乗り越え、すべての人が幸せに過ごせる社会は多様な人材が活躍し、持続的に発展できる社会になると思います。私たちスマイルウェルはすべての人がその人らしく活躍できる社会を実現するために活動しています。

みんなを笑顔にしたい

　まず、子どもの育ちを支え、保護者と一緒に笑顔になれるような支援からはじめています。それは、乳幼児期の育ちを支え安心できる土台を作ることが、その人らしく活躍できる社会の基礎になると考えたからです。また、乳幼児期のこどもの育ちは生涯の心身の発達と人格形成の基礎となります。
　そして、乳幼児期から成長し、小学校に入学することは子どもの人生にとって最初の大きな壁になります。その壁を乗り越えられるように寄り添い力づけることで笑顔になってもらえるような支援を行っています。
　保護者が安心を感じて子育てをし、子ども同士がつながりあうことができる環境は子どものより良い育ちにとって重要です。そのような環境を提供する社会に十分支えられているからこそ、子どもの成長の喜びを保護者が実感でき、社会もそれを一緒に喜び合えます。そういった笑顔をつなぐ保護者支援が重要と考え、力を入れています。

子どもたちが笑顔で自分を発揮できる社会へ

　スマイルウェルはすべての子どもたちが笑顔で自分を発揮できる社会を実現したいと考えていますが、到底私たちの力だけでは実現できません。スマイルウェルは地域の皆さんと協力しながら支援を点から線、そして円にできるように活動し、すべての人がその人らしく活躍できる社会の実現を目指したいと考えています。

　そのために現在の活動を通じて皆さんの話を伺い、地域課題を理解することから始めています。すべての人がその人らしく活躍できるためには、子どもたちが大人になるまでの過程に多くの課題が存在していると思います。我々スマイルウェルが地域課題を皆さんと協力して解決できるように力をつけ、子どもたちが笑顔で自分を発揮できる社会の実現の一助になりたいと考えています。